熱帯魚水槽には、よくエビが一緒にいるのを見かけますよね。
普通の熱帯魚水槽も、エビが一緒にいるといっそうおしゃれに見えます✨
- でも、エビってどうやって飼育すればいいんだろう?
- 熱帯魚の飼い方と同じでいいのかな?
と疑問に思いますよね。
私も最初にエビを飼った時は何もわからず困ってしまいました。あのときは間違えた飼育方法で死なせてしまった苦い思い出があります。
お世話をする方にとっては、熱帯魚とエビは完全に別物として扱わないといけません。
このページでは、熱帯魚水槽でエビを飼育する時にどんなことに気をつけるべきかを初心者さん向けに解説します。
- 熱帯魚と一緒にエビを飼いたい人
- 熱帯魚を長く飼育した経験のない人
- 水槽でエビを飼育するときの注意点を確認したい人
- エビの水槽レイアウトに迷っている人
- これからエビを飼おうか迷っている人
Contents
熱帯魚水槽とエビの相性
熱帯魚の飼育環境と、エビが住みたい環境はほとんど同じです。
熱帯魚は水面近くから真ん中あたりを好んで泳ぎますが、エビは基本的に底面を歩くように移動します。
ここで住み分けが成立するので、熱帯魚とエビは一緒に住むことができます。
ただしエビはかなり弱い立場の生き物です。
性格が荒い熱帯魚だと小さなエビを食べてしまうので気をつけましょう。
エビを飼育するときの注意点
熱帯魚との組み合わせの他にも、エビを飼育する時は注意点がたくさんあります。
体の弱いエビさんを元気に育てるためにも、以下の注意点を守りましょう。
エビは水槽の水質変化に超敏感
エビは水質変化にかなり弱いです。
水合わせをせずに水槽に入れたら、ほぼ死んでしまいます。
熱帯魚の多くは多少乱暴に扱っても死にはしないのですが(でも優しくしてあげてね)
エビさんは即死です。
水合わせには細心の注意を払って下さいね。
【関連記事】水合わせのやり方はそれで大丈夫?最も効果的な4つの方法!
エビと熱帯魚に最適な水温とヒーター
水質変化には呆れるほど弱いエビさんですが、実は水温変化には強いです。
ヤマトヌマエビやミナミヌマエビなど、飼育用の代表的なエビは10℃〜30℃の間なら生きることができます。
とはいえ不安定な環境だと病気も起こりますし、熱帯魚が耐えきれないので水温は25℃前後に設定しましょう。
エビ用のエサって必要?
エビを熱帯魚水槽に入れる目的は、熱帯魚の食べ残したエサを掃除してもらうという方が多いでしょう。
この場合、もちろんエビ用のエサはいりません。
勝手に落ちてるエサを食べてくるので放っておいて大丈夫です。
エビだけの水槽を作る時は、エビ用のエサを入れてあげましょう。
水槽に水草を入れるときの注意点
エビがいる水槽に水草を入れるとき、2つの注意点があります。
- 水草に付いた農薬でエビが死ぬ
- エビが水草を食べてしまう
ペットショップで売られている水草には農薬がついていることが多いです。
『無農薬』と書いていない限りは農薬が使われていると考えても良いです。
水質変化に弱いエビにとって、水草の農薬は致命傷です。
水草を買ったときは、バケツの水に1日漬けて毒抜きしてから熱帯魚水槽に入れましょう。
また、エビが水草を食べてしまうこともあります。
エビにとっては熱帯魚用エサよりも水草のほうがごちそうです。
一度味を占めたらなかなか止めてくれません。
最初は熱帯魚用エサが食べ物だと認識してもらえるように頑張りましょう。
熱帯魚のエサを見つけて食べるようになるまで水草を入れないか、ソイルで水草の成長スピードを早める手段があります。
エビが住みやすい熱帯魚水槽のレイアウト
ここまで書いてきたように熱帯魚水槽にエビを入れるときは、水に気を付けるのが大切です。
しかし、それと同じくらい大事なのがエビの住む場所を作ってあげることです。
次はエビがどんな場所を好むか考えてみましょう。
エビが大好きな水草を育てる底砂利(ソイル)
エビを育てる環境に水草は欠かせません。
水草はエビの隠れ家になるだけでなく、非常用の食べ物にもなります。
ソイルという底砂利は、栄養が高くて水草を育ててくれます。
ソイルで水草が育っていれば、万が一エビに水草を食べられてもまた生えてきます。
その代わりソイルは汚れやすいのが欠点。
土の上に汚れが積もるので、定期的に砂利クリーナーなどで掃除する必要があります。
とはいえ、どうせ汚れはたまるものなので掃除は結局必要です。
そこまでソイルに責任があるわけではないので、エビを飼育するときはソイルを使ってみるのも良いでしょう。
エビを吸い込まないフィルター
以外にもフィルターの吸水口からエビが吸い込まれることがあります。
私も以前、エビが行方不明になったと思ったらなぜかフィルターの中にいた…なんてことがありました。
気づかなければ餓死してしまうので、吸い込みには要注意です。
スポンジ付きフィルターを使えば吸い込み防止と同時に
- バクテリア繁殖促進
- エビがくっついて遊ぶ場所
になります。
うちの子はフィルタースポンジがお気に入りで、ずーっとうろうろしてます(笑)
何かを食べるしぐさもあったので、微生物を食べてるのかな?
熱帯魚と混泳する時に必須の水槽インテリア
熱帯魚とエビを一緒に飼うとき、絶対に必要なものがあります。
それは…隠れ家!
エビはよわい生き物なので、物陰に隠れないと落ち着きません。
水草をたくさん入れるのも良いですが、水草は熱帯魚にとっても隠れ家です。
水草の中に入ってくるのでエビも安心できません。
穴の開いた石や流木など、狭いところを作ってあげましょう。
熱帯魚初心者でも飼育しやすいおすすめエビ4選
次は、熱帯魚の初心者さんでも失敗せずに飼育しやすいエビを紹介します。
ベーシックなエビで、アクアリウム水槽にいるのはだいたいこのうちのどれかです。
ヤマトヌマエビ
ヤマトヌマエビは最大体長6cmで、ヌマエビ系のなかで最も大きなサイズになります。
体長が大きいので熱帯魚に食べられにくく、初心者さんにも安心です。
存在感があって1匹いるだけでも水槽の雰囲気が変わるので、最初は5匹くらい飼ってみて足りなければ追加するという感じがおすすめです。
ヤマトヌマエビは大きなエビなので、入れすぎると水槽内のアンモニアが増えてしまうので気を付けましょう。
食欲も旺盛でコケや食べ残しを食べてくれます。
でもお腹がすくと水中を器用に泳いで、熱帯魚とエサを取り合っていました(笑)
それもそれでかわいかったから許します^^
ミナミヌマエビ
熱帯魚によく食べられてしまうので、注意が必要です。
隠れ家必須のエビです。
私はエビ土管1つと(水草) アナカリス3本を入れた30cmで、ネオンテトラと混泳させましたが全く問題ありませんでした。
きちんと隠れ家を作り、熱帯魚にエサをあげていれば食べられることはなさそうです。
金魚との混泳は絶対にやめた方がいいです……
チェリーレッドシュリンプ
という方におすすめ。
水槽の水温は23~27℃に合わせて飼育する必要があります。
水槽用ヒーターを使えばカンタンに水温を合わせることができます。
最大体長は4cm、水質の変化に敏感なエビです。
水槽外部フィルターを付けて水をきれいにしましょう。
ビーシュリンプ
体の模様がハチみたいなので、『bee(ビー)』という名前が付けられました。
水質悪化に弱いのでフィルターを付けて水質を安定させましょう。
エビが水槽から脱出しようとしてるときの注意点
エビを飼育していると、エビがすいそうから脱出しようとしているところを目撃することがあるかもしれません。
これはエビがただ逃げようとしているわけではありません。
エビが水槽から脱出しようとする原因は、水質が悪いことです。
水質が安定している水槽では、エビは水槽でのんびりくつろぎます。
危険を犯してまで外に出るのは、水槽内が危険だと感じているためです。
もしエビが外に出ようとしているのを見かけたら、水槽の立ち上げが上手くいっていない可能性があるので見直しましょう
【関連記事】水槽の立ち上げにかかる期間は?立ち上げ方法をプロが完全解説!
熱帯魚とエビのアクアリウムを楽しもう
エビは熱帯魚水槽を何倍も美しく、楽しくさせてくれます。
私も熱帯魚水槽には必ずエビを一緒に入れて楽しみます。
優雅に泳ぐ熱帯魚と、物陰でこっそり食べるエビの組み合わせが大好きです。
みなさんも、自分の熱帯魚水槽をよりおしゃれに、より楽しむためにもエビを一緒に飼育してはいかがでしょうか?
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