- 新しいお魚を買った時
- 大幅な水替え直後の時
こんな時は早く水槽でお魚を楽しみたいですよね。
でも、すぐに水槽に入れるのはお魚に負担がかかってしまいます。
今回は、お魚に負荷のかかりにくい水合わせの方法を紹介します。
水槽の立ち上げは水合わせ前に行っておきましょう。
水合わせの方法
水合わせには90分ほどかけます。
水の変化にゆっくりと慣れさせてあげましょう。
- お魚を飼育する水槽
- 買ったばかりの魚(袋に入った状態)
- エアレーション(あれば)
- 魚をすくう網
手順①水槽に魚が入った袋を浮かべる
まずは買ってきたばかりの袋を水槽へ浮かべます。
袋の口は閉じたままで大丈夫。
その状態で20分ほど放置します。
これは水温を合わせるために行います。
当然ですが、水槽の水は魚に合った温度にしておきましょう。
(特に冬は要注意)
手順②袋の水の3分の1を水槽の水にかえる
次に袋の中の水を3分の1捨て、水槽の水を足します。
この状態で20分放置します。
このとき、エアレーションなどあれば使ってもOKです。
酸素は空気中からも溶け込むので、水合わせの時間だけなら酸欠になることはありません。
エアレーションは酸素補給の目的だけではなく、水流を作ることで水が良く混ざったり、お魚を安心させたりする役割があります
手順③2~3回水替えを繰り返す
手順2の作業が、水合わせです。
これを繰り返すことで、少しずつ袋の中の水が水槽の水に近づいていきます。
20分放置を繰り返すので、途中で忘れないように気を付けましょう。
手順④魚だけを救って水槽へ入れる
最後に、魚だけを網ですくって水槽へ移します。
手順③を終えた後では、袋の中の水と水槽の水はほぼ同じ状態になっています。
水も一緒に入れてしまうと、病原菌も水槽へ入ってしまう可能性があります。
どうしてもネットがなくてすくえない時は、なるべく袋の水を減らしてから水槽へ入れるようにしましょう。
慎重に水合わせをしたいときは、トリートメントタンク(予備水槽)へ入れて様子見をしてから飼育水槽へ移しても良いです。
ただし一般家庭で飼育するお魚ではそんな手間必要ありません。
水合わせ後の注意点
水合わせの後は、あまり餌を食べなくなります。
3日ほど経って、新しい環境に慣れてくると徐々にエサを食べるようになります。
最初のうちはゆっくりと見守ってあげましょう。
エサを食べないこの時期に、たくさんエサを与えても食べ残しが増えるだけです。
「水槽の水替えの頻度は週に何回すればいいの?水替えによるデメリット」の記事でも書いていますが、エサは5分で食べきれる量を3回に分けて与えるのが理想です。
エサを食べないと判断した時にはエサは与えず、しばらく様子をみましょう。
熱帯魚飼育ではエサ不足で死ぬ事例はほぼありませんが、エサを与えすぎて死ぬ事例は数えきれないほどあります。
お魚は3日くらいエサがなくても大丈夫です。
魚の種類と環境適応能力
ここまで水合わせの手順を説明しましたが、実は水合わせをしなくても大丈夫な魚もいます。
とくにカラシン系、古代魚などは水質の変化に強く、少々乱暴に扱っても大丈夫です←
逆にヤマトヌマエビ・ミナミヌマエビは人気ですが水質変化に弱い種類です。
この子たちを水合わせするときは、最新の注意を払って環境の変化が大きくならないようにします。
水合わせは単調作業ですが、お魚にとっては生死を分けるほど重要な作業です。
急がなくても良いので、丁寧に環境を整えてあげてくださいね。
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